海を見ていると、
波はいつも、同じように繰り返しているように見える。
でも、よく見ると、
一つとして同じ形はない。
少し高い波もあれば、
途中で崩れる波もある。
岸に届く前に消えてしまうものもある。
それでも、誰も「失敗した」とは言わない。
人間は、結果を求める。
始めたことは、最後までやるべきだ。
やったことは、形にするべきだ。
でも、波は違う。
途中で消えてもいいし、
形にならなくてもいい。
ただ、動いている。
HARMONEERでは、こう考える。
「途中で終わること」は、失敗ではない。
それも一つの「関係のかたち」だ。
仕事でも、似たことがある。
途中まで進んだ企画。
途中で終わったプロジェクト。
形にならなかったアイデア。
多くの場合、それは「無駄」とされる。
でも、本当にそうだろうか。
あるとき、過去に途中で終わったアイデアが、
別の場面でつながることがある。
あのときは意味がなかったものが、
あとから関係を持ち始める。
波も同じだ。
一つの波は消えても、
その動きは、次の波に影響している。
すべてを完成させようとすると、
流れは止まる。
でも、途中で終わることを許すと、
流れは続く。
HARMONEERは、
完成を積み上げる考え方ではない。
流れを途切れさせないための、
少しゆるい設計だ。
今日、もし途中でやめたことがあっても。
それは消えたわけではない。
どこかで、別の波につながっている。