机の上を片付ける。
使っていないものを捨てて、
必要なものだけを残す。
きれいに整った机は、気持ちがいい。
無駄がなく、効率的で、
すぐに作業に取りかかれる。
でも、少しだけ違和感がある。
何も起きなさそうな感じがする。
別の日、少し散らかった机に座る。
本が重なっていて、
メモが途中で止まっていて、
よく分からないものが置いてある。
ふと、その中の一つを手に取る。
前に考えていたことを思い出す。
別のアイデアと、つながる。
何かが、動き出す。
HARMONEERでは、こう考える。
「余計なもの」は、余計ではない。
それは、まだ関係が見つかっていないだけだ。
もちろん、整えることは大切だ。
でも、すべてを整えすぎると、
関係が生まれる余地も消えてしまう。
自然は、完全には整っていない。
少しの乱れや、揺らぎがあるから、
新しい関係が生まれる。
人の生活も同じかもしれない。
効率だけを求めると、
偶然が入り込む余地がなくなる。
でも、少しだけ余白を残しておくと、
思いがけないつながりが生まれる。
たとえば、子どものおもちゃ。
片付けても、すぐにまた散らかる。
でも、その散らかりの中で、
新しい遊び方が見つかることがある。
決められた使い方ではなく、
その場で関係が生まれていく。
だから、少しだけ残しておく。
整えすぎない。
それは怠けているのではなく、
関係が生まれる余地を残している。
HARMONEERは、
すべてを最適化するための考え方ではない。
少しだけ、余白を残すための考え方だ。
今日、机の上を片付けるとき。
ひとつだけ、残してみる。
まだ意味のないものを。
そこから、何かが始まるかもしれない。