子どもの頃、
正しいと思っていたことが、
大人になると通用しなくなることがある。
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たとえば、
「頑張れば必ず報われる」という考え方。
現実では、
努力と結果が一致しないことも多い。
そのとき、
世界が間違っているのではなく、
自分の前提が崩れる。
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成長とは、
何かを積み上げることだと思われがちだ。
しかし実際には、
それ以上に「壊れること」が含まれている。
今までの見方が通用しなくなる。
信じていたものが崩れる。
それは一種の喪失でもある。
だから人は、
変わることをどこかで避ける。
壊れたくないからだ。
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しかし、
壊れないままでは更新は起きない。
成長とは、
安全な変化ではない。
一度不安定になることを含んでいる。
その過程を通ることで、
新しい形が生まれるのかもしれない。