一人で計画を立てていると、
すべてがうまくいくように思える。
時間通りに進み、
問題も起きない。
—
しかし、
誰かと一緒に動き始めると、
途端にズレが生まれる。
連絡が遅れる。
認識が違う。
思った通りに進まない。
ここで初めて、
「現実」が立ち上がる。
—
自分ひとりの世界では、
すべてが想像の中で完結する。
しかし他人は、
自分の都合に従わない。
その不一致が、
世界に輪郭を与える。
だから「現実は厳しい」というより、
「他人は厳しい」と言った方が、
実感に近いのかもしれない。
—
他人との関わりは面倒だ。
しかしそれがなければ、
現実とも接続できない。
人は、
他人を通して現実を知る。
その不自由さの中で、
世界は形を持つ。