日常生活にて 第8回:子どもは、完成を目指していない

子どもを見ていると、
不思議なことに気づく。

何かを「完成させよう」としていない。

積み木を積んで、途中で崩す。
絵を描いて、途中でやめる。
遊びを始めて、すぐ別のことに移る。

大人から見ると、
「中途半端」に見える。

でも、本人は特に困っていない。

むしろ、次から次へと、
自然に動いている。

HARMONEERでは、こう考える。

子どもは、「完成」ではなく
「関係の変化」を楽しんでいる。

何かを作ること自体よりも、
それがどう変わるか、
どうつながるかを見ている。

だから、途中でやめてもいい。

それは終わりではなく、
別の関係への移動だからだ。

大人になると、
途中でやめることに抵抗が出てくる。

せっかく始めたのだから。
最後までやらなければ。
結果を出さなければ。

でも、その意識が強くなるほど、
動きは固くなる。

本当は、もっと自由に変わっていいのかもしれない。

子どもは、正解を探していない。

ただ、その場の関係に反応している。

だから、楽しそうに見える。

もし大人も、少しだけそれを思い出せたら。

途中でやめてもいい。
変わってもいい。
戻ってもいい。

そうすると、
動きは少し軽くなる。

HARMONEERは、
正しい生き方を教えるものではない。

動き続けるための、
少しやわらかい考え方だ。

今日、何かをしていて、
少し違うと感じたら。

そのまま続けなくてもいい。

別の関係に、移ってみる。

それもまた、一つの流れだ。