何かを感じたとき、
人はそれを言葉にしようとする。
うまく言えた気がすると、少し安心する。
理解できたような気がするからだ。
でも、そのあと、少しだけ違和感が残る。
本当に、これでよかったのだろうか。
言葉にした瞬間、
何かがこぼれ落ちている気がする。
HARMONEERでは、こう考える。
言葉は、正確に伝えるためのものではない。
関係の入口をつくるためのものだ。
たとえば、「きれい」という言葉。
海を見て「きれい」と言う。
空を見て「きれい」と言う。
でも、その「きれい」は、同じではない。
言葉は同じでも、
指しているものは少しずつ違う。
それでも、人は通じ合える。
完全に一致していなくても、
だいたいの方向が合っていれば、関係は成立する。
もし、すべてを正確に言葉にしようとしたら、
会話はとても重くなる。
言い間違えないように。
誤解されないように。
正しく伝わるように。
そのうち、話すこと自体が難しくなる。
だから、少し曖昧なままでいい。
言葉は、固定するためではなく、
少しずらしながら、関係をつなぐためにある。
HARMONEERは、
正しい言葉を探すためのものではない。
言葉を通して、
関係を感じるための考え方だ。
今日、誰かと話すとき。
少しだけ、正確さを手放してみる。
少しのズレを、そのままにしておく。
そこに、関係が生まれることもある。