マボロシと生きる 第19回:なぜ人は「区切り」を必要とするのか

卒業式や成人式のように、
人生には節目がある。

特別なことをしているわけではないのに、
どこか意味のある時間になる。

人は連続した時間の中では、
変化を感じにくい。

昨日と今日の違いは、
ほとんど分からない。

だからこそ、
あえて区切りを作る。

「ここまで」と
「ここから」を分けることで、
変化を認識できるようになる。

これが儀式の役割だ。

現実が変わるわけではない。

しかし、
認識が変わる。

その認識の変化が、
行動を変える。

人は連続の中で生きている。

だからこそ、
不連続を意図的に作る。

それが、
前に進むための仕組みなのかもしれない。